ネクタイの選び方【最適なネクタイを選ぶ5つの視点】

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ネクタイの選び方【最適なネクタイを選ぶ5つの視点】

ビジネススーツスタイル、ビジネスジャケットスタイルに欠かせないアイテムと言えばネクタイ。「ネクタイはその人よりもひと足先に部屋に入ってくる」と言われるように男の印象を左右する重要なアイテムだ。今回は「ネクタイ」にフォーカスし、購入する際のひとつの視点となるであろうポイントや選び方をピックアップ紹介!

ネクタイの選び方①「体型に合わせた”ネクタイの長さ”をチョイス」

スーツやジャケットのサイズ感は需要なファクターであるように、ネクタイも体型に合ったサイズ感・長さが存在する。「身長(座高)」「首の太さ」には個人差があるため、ネクタイも個人の体型に合った長さが必要だ。さらに、ネクタイには様々な結び方があり、ウィンザーノットのように結目に長さを使う場合には長いネクタイを選ぶのが定石。

ネクタイの選び方②「ネクタイの最適な長さは”大剣がベルトに余裕をもって届くこと”が目安」

大剣は、小剣よりも長く垂らすとバランスを取りやすい。さらに、大剣の剣先はベルトにかかるくらいの長さに調整するのが正統派スーツスタイルの基本と言われている。※ここ数年でスーツのトレンドがクラシック回帰、プリーツ入りの股上深めのスラックスがトレンドになったことでベルト位置が高くなっている。その類のスラックスを合わせた場合には、ベルトを完全に覆い隠してなお余るくらいのバランスが主流だ。

ネクタイの選び方③「ネクタイを結んだ際の大剣と小剣の長さの差は3cm以内が正統なスーツの着こなしの理想」

短いネクタイでも小剣を短く結べば、上述の「大剣がベルトに余裕をもって届く」という条件はクリアできるが、これは正統(クラシック)なスーツ着こなしの常識に照らすと、実は非常に不恰好。標準的には「小剣と大剣の長さの差は、約3cm以内に抑えた状態でベルトに余裕をもってかかる長さ」を目安にすると良い。特に最近では、いわゆる「小剣ずらし」が流行しているため、小剣の長さ(短さ)は目立ちやすく、なおさら重要なファクターに。

一方、ピッティウオモのスナップなどで小剣をあえて長く垂らしたネクタイの結び方も見かける。これは、ネクタイのハズし技で有名なタイユアタイの創設者フランコ・ミヌッチ氏の上級テクニックだ。あえて長さを意識しないで小剣を垂らすことで、気張らないこなれ感を演出しているという。そんなハズし技を取り入れやすいように、タイユアタイのネクタイの多くはあえて3〜4cmほど長めに制作されているようだ。

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ネクタイの選び方④「柄によるフォーマル度の違いを理解してネクタイを選ぶ」

現在市場に出ているネクタイの色柄の種類は実に豊富だ。スーツと同じようにデザインや柄によってフォーマル度が変化してくるので、TPOに合わせてタイをチョイスできるようポイントをおさえておきたい。一般的に「シルバー」のタイが礼装用として使用される最もフォーマルなものとされており、そこから「無地」→「ドット」→「小紋柄」→「ストライプ」→「チェック」の順でカジュアルな印象へと変化する。年々カジュアルダウンが進んでいるビジネススタイルでは、これというネクタイの柄指定はあまり存在しないが、保守的な業界やシビアな商談時などは「小紋柄」や「無地」のタイをチョイスすれば、まず間違いないだろう。

英国テイストを演出できる”レジメンタルストライプ”に注目度が高まる

今季注目を集めるキーワードのひとつ「ブリティッシュ」。南イタリアブランドやセレクトショップから、ブリティッシュテイストをプラスした様々なアイテムが展開されている印象を受ける。タイでVゾーンにブリティッシュテイストをさりげなくプラスする場合は、イギリスの軍旗をベースにデザインされたレジメンタルストライプのタイは有力な選択肢になるだろう。

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ネクタイの選び方⑤「信頼できるブランド/ショップでネクタイを選ぼう」

最近では国内ブランドや国内生産のネクタイも短すぎるというケースは少なくなったが、いまだに海外ブランドのネクタイに一日の長がある。アメリカでは138cmから150cm程度の長さのネクタイが用意されるショップが多く、英国/イタリアの場合には144cmから148cm程度が標準だ。中には、160cm超えのネクタイをラインナップするショップも存在する。日本の場合は平均身長が英国などと比べると低く、首が細めであることも影響しているが一律で144cmかそれ未満の長さをラインナップするショップ/ブランドが多いのが現状だ。

身長が高い方やスポーツをやっていて首が太い方、プレーンノット以外の結び方を志す方はぜひとも積極的に海外製のネクタイを選択肢に入れてみてはいかがだろうか?芯を使用しないことでソフトな風合いを表現したセッテピエゲ(7つ折り)やハンドメイドの上質なネクタイは、AmazonなどのECサイトでも手に入れることが可能だ。

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最後にVゾーンに華を添えてくれるであろう注目のネクタイブランドを紹介!

ネクタイブランド「TIE YOUR TIE(タイ ユア タイ) 」

1984年、フランコ・ミヌッチ氏がフィレンツェにオープンしたブランド「TIE YOUR TIE」。中でも「セッテピエゲ」という芯地を取り除き、生地を七つ折りにして生産されたオールハンドメイドのネクタイは、独特な風合いで、誰もが憧れるアイテムだ。縁かがりの巻き縫いも手作業で行われている。

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ネクタイブランド「MEROLA(メローラ)」

1870年ナポリにて創業された、クラシコイタリアの老舗ネクタイブランド「Merola(メローラ)」。一切の妥協を許さず、最良品質のネクタイを作り続けているブランドとして人気を集めている。映画「ローマの休日」を始め、ハリウッド映画でも度々使用され、各国の有名政治家やエグゼクティブにも愛用者多数。日本では、服飾評論家で有名な落合正勝氏が絶賛している事でも有名なブランドだ。クラシックスタイルの踏襲をモットーに、イタリアの専門職人が自社工場にて全ての工程をハンドメイドで仕上げている。シルクをふんだんに使用し、ディンプルが演出しやすい作りが魅力的だ。

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ネクタイブランド「DRAKE’S(ドレイクス)」

1977年、デザイナーであるマイケル・ドレイクと営業担当のイザベル・ディックソンが、ロンドンのクラーケンウエルで創業されたブランド「DRAKE’S(ドレイクス)」。マフラーやネクタイのコレクションは世界から注目を集めている。中でも、50オンスという厚手の上質なシルクを使用したモデルは、艶感が非常に上品で、シワになりにくく、ノットが緩むことない美しいディンプルを作れるアイテムとして人気だ。

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