ストール 巻き方&着こなし特集

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ストール 巻き方&着こなし特集

着こなしを格上げしてくれるアイテムといえば”ストール”だ。シルク製のドレッシーなタイプからフリンジ付きのカジュアルなものまで多彩、選択する長さや巻き方も含めると無数のバリエーションが存在する。今回はストールにフォーカスして注目の着こなし&アイテムを紹介!

ストールの特徴をピックアップ!

生地の厚みがあるニット素材のものは本来マフラーと言われているが、昨今では混同してストールと呼ばれる場合も多い。今回は、マフラーも含めたストールの特徴をピックアップ!

ストールの特徴①「立体的な表情でアクセントをプラス」

無地スタイルにアクセントをプラスする要素の一つとして、立体感は有力な選択肢になるだろう。しかし、メンズファッションにおいて立体的な表情を出せるアイテムは少ない。レディースファッションの場合、フリルやレースのディテールなど立体感のあるシルエットを演出できるアイテムが多いが、メンズファッションの場合はメインストリームがジャストサイズのベーシックなアイテムのため立体感のない着こなしになりがちだ。その点ストールなら、ワンアイテムで立体感を演出してくれる。

ストールの特徴②「着脱、巻き方の変更が容易にできるので気温差の大きい季節に重宝する」

ストールは着脱が容易なだけではなく、ジャケットなどと違いコンパクトにカバンにしまうことができる点もメリットとして挙げられる。カバンを持ち歩かない場合には、巻き方を変更することにより最適な体感温度に調整することが可能だ。

ダブルバングと言われる巻き方 honestlywtf

ストールの特徴③「巻き方によって一枚のストールで多様な着こなしを表現できる」

ストールの巻き方は、実に60種類とも70種類とも言われておりバリエーションに事欠きない。メンズ定番の巻き方に限定しても6種類と、一般的なネクタイに比較してもバリエーションが多く1枚のストールで多彩な着こなしに対応できる。

ストールの特徴④「スーツからカジュアルまで活用頻度が高い!」

ダメージ加工されたコットンやリネン製のストールや、タキシードに合わせるような極めて光沢のあるシルクストールを除けば、一般的なストールはスーツやジャケパンから、カジュアルスタイルまでとても活用シーンが広いアイテムだ。

ストールの特徴⑤「体型カバーを期待できる」

大判(サイズが大きい)や厚手のストールを活用することによって首回りにボリュームを出し、相対的に小顔に見せる効果が望める。太り気味、低身長をカバーしたい場合は、垂らし巻きなど縦ラインを強調する巻き方によって、実際よりもスリムに見せたり、低身長を目立たせない見た目を演出できる。

ストール 巻き方ピックアップ!

具体的にストールを使った着こなしを紹介しながらポイントをピックアップ!

ストール 巻き方「グラデーションを表現」

ネイビー系のアイテムでまとめたスーツスタイルに、ライトブルーのストールを肩掛けしてトーン幅の広いグラデーションを表現。足元にはローファーを合わせて遊び心をプラス。

DANIELE ALESSANDRINI マフラー

メンズのプレタポルテを手がけるブランドとして、1995年ボローニャにて設立されたトータルブランド「DANIELE ALESSANDRINI(ダニエレ アレッサンドリー二)」。鮮やかなライトブルーのストール。

ストール 巻き方「カジュアルスーツスタイルにアクセントを」

インナーにTシャツを合わせたカジュアルスーツスタイルはVゾーンが寂しくなりがち。ポケットチーフのクラッシュドで華やかさを加えるのも手だが、ストールをネクタイ代わりに首に巻いてアクセントをプラスしてみるのも有力な選択肢だ。

JOHN VARVATOS マフラー

ロックを始めとした音楽からインスピレーションを受けたモダンなテーラードスタイルとカジュアルウェアが人気のアメリカブランド「JOHN VARVATOS(ジョン バルベイトス)」。先端の編み柄を変更してアクセントをプラスしたストール。

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ストール 巻き方「テーラードジャケットの中にイン」

ストールは巻き方によって様々な印象を与えられる。肩掛けスタイルで両先端をジャケットの中にインすれば、立体感を演出しながらも締りのある雰囲気をキープできる。ストールの色味はパンツと合わせて統一感のある印象に。

MOON(ムーン) ウールマフラー Made in UK

1837年に北イングランドのヨークシャーに設立した200年近くもの歴史を持つ生地メーカー「MOON(ムーン)」。イギリスメイドにこだわって作られたウールストール。

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ストール 巻き方「ストライプ柄ストールでシャープに」

「グレー×ホワイト」のストライプ柄ストールをジャケットスタイルにプラス。白髪のヒゲと白髪交じりの髪にマッチしつつ、縦ラインの強調によりスマートに見せる効果を発揮。

Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア) マフラー

最高級の生地メーカーとして有名な「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)」のストライプマフラー。

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ストール 巻き方「柄ストール×グレースーツ」

中間色であり無彩色でもあるグレースーツに、柄や色味の強いアイテムをチョイスしてアクセントをプラスしたコーディネート。オレンジ・赤系の色味で統一感を持たせることでまとまりのある雰囲気に。片側をジャケットにインしたストールのこなれた巻き方にも注目したい。

ETRO プリント ストール

華やかなプリント柄といえば、ETROは外せない。1968年に、ジンモ・エトロ氏がミラノに会社を設立したのが始まり。ETROらしい鮮やかなプリントが施された大判ストール。

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ストール 巻き方「カジュアルジャケパンにストールでこなれ感をプラス」

スウェットパンツを活用したカジュアルなジャケパンスタイルに大判ストールをセット。大判でボリュームを出すことによって小顔効果とアクセント効果を発揮。

BREUER(ブリューワー) リバーシブルストール

1892年に、オーストラリアの首都ウィーンでネクタイからスタートしたブランド「BREUER(ブリューワー)」。表と裏でリバーシブルデザインを採用したストール。

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ストール 巻き方「小物と色味を合わせて」

首に巻いたストールと胸ポケットのグローブの色味を合わせて統一感を演出したコーディネート。ジャケットなどのアパレルは落ち着いた無地のデザインをチョイス。

ストール 巻き方「フードの上に巻いたスタイリング」

被ったフードの上からストールをワンループ巻きしたスタイリング。ワイドラペルのアイテムと組み合わせてVゾーンを華やかに演出。

LACOSTE(ラコステ) ウールマフラー

1933年にフランスのテニスプレーヤーであるルネ・ラコステ氏が、ピケ素材の快適な半袖シャツを開発したことから生まれたブランド「LACOSTE(ラコステ)」。ウール100%の素材で作られた保温性の高い定番マフラー。

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ストール 巻き方「ニットと同じ素材感のアイテムをチョイス」

グレーニットやカットソーでグラデーションを表現したコーディネート。同じ素材感の大判ストールを合わせてシルエットに立体感を演出し、どこかモードな雰囲気を漂わせている。

AQUASCUTUM(アクアスキュータム) カシミヤ 大判 ストール

1851年、ジョン・エマリー(John Emery)氏が設立したトレンチコートの原点と言われるブランド「Aquascutum(アクアスキュータム)」。ドレイクスの創業者が小物部門を担当していたブランドとしても知られている。カシミヤ素材を使い上質な風合いに仕上げた大判ストール。

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ストール 巻き方「グレースーツ×ロングストール」

ライトグレーのスーツにロングストールを肩から垂らしてアクセントをプラスした着こなし。足元には厚底ソールのブラックシューズを合わせて武骨な雰囲気をプラス。

L’Angelaine(ランジェレイン)  キッド モヘア リブニットマフラー

寒さ対策を知り尽くしたカナダ生まれのブランド「L’Angelaine(ランジェレイン)」。生後一年未満のアンゴラヤギの毛「キッドモヘア」を使用したリブ編みニットマフラー。

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ストール 巻き方「青ストール×デニムシャツ×ライダースジャケット」

ダブルライダースジャケットのインナーにチョイスしたブルーストールとデニムシャツでグラデーションを表現したコーディネート。ボトムにブラックスキニージーンズとチェルシーブーツを組み合わせてスマートな印象に。

ストール 巻き方「小紋柄ストールをネクタイ代わりに」

ノータイでシャツを着込んだスタイリングに、小紋柄のストールをネクタイ代わりに首に巻いて品のある雰囲気を演出した着こなし。コートの胸ポケットにはレザーグローブをイン。

BREUER(ブリューワー) ストール

ドット柄が施されたストール。コットンリネンを使用して清涼感のある風合いに仕上げられている。

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ストール 巻き方「色味の強いアイテムでスパイスを」

ベーシックなライトグレースーツにマスタードカラーのリブ編みストールを首に巻いてスパイスを効かせた着こなし。インナーのアイテムもモノトーンでまとめることでストールのインパクトをより引き立たせている。

ストール 巻き方「薄手のストールをさりげなくレイヤード」

Vゾーンからさりげなく薄手のストールをレイヤードしてこなれ感を演出したコーディネート。ベーシックな着こなしながらも、ネクタイを小剣ずらしでハズすなどのさりげない着崩しテクニックに注目したい。

FALIERO SARTI Dionisio ストール

イタリアはフィレンツェにて創業した老舗テキスタイルメーカーのオリジナルブランド「FALIERO SARTI(ファリエロサルティ)」。シルクブレンドによって上品な光沢感をプラスしたストール。

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ストール 巻き方「ミリタリーカラーコート×ストール」

ミリタリーカラーのコートにギンガムチェックのストールを合わせてアクセントをプラスしたスタイリング。マフラーの垂らし結び巻きのノットを首の近くに持ってくることで立体感のあるVゾーンを構築。

ストール 巻き方「しなやかな質感で上品な雰囲気に」

スーツスタイルにしなやかな質感のあるストールを合わせて上品な雰囲気に仕上げたコーディネート。ベージュネクタイよりトーンの明るいストールを合わせてグラデーションを表現している。

DRUMOHR マフラー

1773年、ジェームス・パターソンによってスコットランド ダムフリースの地で設立された「DRUMOHR(ドルモア)」。200年以上もの歴史を持つ老舗ブランドだ。ソフトな風合いを演出したカシミヤブレンドのウールストール。

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ストール 巻き方「ストライプ柄スーツに柄ストールでボリュームのバランスを」

ストライプ柄が風格のある雰囲気を演出するスーツスタイルに、柄ストールを巻くことでボリュームのバランスをキープしたスタイリング。お互いに柄が違う主張の強いアイテムをあえて合わせることで、絶妙なバランス感を演出できる。

ストール 巻き方「同色×異素材のコンビネーション」

ストール、チョークストライプジャケット、ジレ、VネックTシャツ、ジーパンにかけてすべてネイビーでまとめているが、素材感をすべて変化させることによってこなれ感を演出したコーディネート。ストールを着こなしに自然に馴染ませたいという方におすすめの着こなしだ。

Johnstons(ジョンストンズ) カシミアマフラー

1797年にスコットランドで創業された高級繊維メーカー「Johnstons(ジョンストンズ) 」。英国では珍しい自社一貫工場を持ち、生地の生産から製品化まで、他会社を経由しないためコストパフォーマンスが高い。

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ストール 巻き方「大判ストールでインパクトのある立体感を演出」

チェック柄の入った大判ストールを首に巻いて立体感を演出したスタイリング。グレー系のアイテムでバーガンディのテーラードジャケットを囲って、インパクトがありながらもどこか落ち着きのある雰囲気を漂わせている。

ストール 巻き方「ドレッシーなストールをタキシードに」

タキシードスタイルに光沢のあるホワイトストールをチョイス。垂らし巻きの左右長さを微妙に変えることでリズムを出し、ラフな印象をあえて演出。

COLOMBO(コロンボ) ストール

デザイン装飾を控えめにしたワントーンカラーのシンプルなデザインストール。生地には、リネン素材のガーゼクロスを採用。

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 ストール 巻き方「暖色系ストールで温かみのある奥行きを演出」

柄物ストールだが、Pコート・ネクタイに色味をあわせることによって馴染みのある仕上がりに。冬の着こなしに温かみも付加してくれる。

ストール 巻き方「ストールで完成させるブルーグラデーション」

Vゾーン、チーフにトーンの異なるブルーを配置することにより綺麗なグラデーションを構成。グレーチェックのジャケットを羽織ることでボリュームのバランスをキープ。

PRIA(プリア) ウールカシミ無地ジカラーマフラー

1824年にイタリアのビエッラで創立した名門テキスタイルメーカー「PRIA(プリア) 」。高級メゾンや様々なブランドのOEMを請け負う。ストールに使用するカシミヤは、中国の最高級ランクの毛を採用している。

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ストール 巻き方「ソリッドで洗練された印象を」

チェック柄のグレースーツをベースにウールタイ、グローブ、ストールに至るまでグレーで統一。近めのトーンでまとめることでほどよくソリッドかつ洗練された印象に仕上がった着こなし。

ARIANNA(アリアンナ) UNITA CASH

1984年に創業し、イタリアでも希少な1800年代の骨董品と言われる手織り機械を使用し、職人によって作り出される最高級のアイテムを展開するブランド「ARIANNA(アリアンナ)」。表情のある織り柄が大人の魅力を演出するストール。

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ストール 巻き方「ショートストールで重さを加えずポップな印象に仕上げ」

ネイビーからブルーへと繋がるトーンオントーンコーディネート。ストールの短め丈と、インディゴ染めディテールによってポップな印象に。カジュアルな着こなしにおいては短めストールの活用も◎だ。

ストール 巻き方「ストール垂らし巻き、こなれアレンジ」

 いわゆる垂らし巻きをジャケットの中にしまい込んだシックでダンディーなスタイルだが、写真に向かって左側のストールをななめ右下に流すことでさりげなくアシンメトリーに。

ストール 巻き方「汎用性の高い小紋柄ストール」

敬遠しがちな柄ものだが、ネクタイにおいてもクラシックスタイルの定番である小紋柄を選べば汎用性高く活躍を期待できる。

POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフローレン)  マフラー

アメリカを代表する有名ブランド「POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフローレン)」。ドット柄がアクセントになったマフラー。先端にはブランドのアイコニックロゴをセット。

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ストール 巻き方「ストールで首元にアクセントを加える」

首元にアクセントカラーをプラス。首元にインすることで控えめにアクセントをプラスできるのもストールならでは。

ストール 巻き方「ネイビーワントーンコーデの中、ストールの立体感が際立つ」

極めてソリッドな色使いだが、ストールが程よく立多感を演出してくれている。ワントーンでまとめることにより立体感が際立つスタイリングに。

DESTIN マフラー

カシミア、シルク素材を中心に素材、肌触りの良さの良いハイクオリティのストールを発表するイタリアのストールブランド「DESTIN(デスティン)」。絶妙なストライプのグラデーションが表現されたストール。

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ストール 巻き方「ストールでゴージャスな雰囲気をプラス」

シャンパンゴールドに近いストールをグレーのワントーンの中に取り入れることでプレシャスな雰囲気を演出。

ARIANNA(アリアンナ) UNITA NODI

イタリアブランド「ARIANNA(アリアンナ)」。ストールは職人の手によって一つずつこだわって生産されている。

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ストール 巻き方「冬のスーツスタイルにストールを活用」

真冬のスーツスタイルにもストールは活用できる。スクエアの柄が入っているものの、小さめであること、ベースカラーをパンツと合わせていることから着こなしに自然に馴染むスタイリングだ。

ストール 巻き方「ペールトーンでまとめて爽やかに」

淡いグレーのテーラードジャケットに「水色×白」のボーダー柄ポロシャツを合わせたベースコーディネートに対して、水色のストールをワンループ巻きでプラス。フリンジ加工部分がホワイトなのもポイント。ジャケット×柄ポロという一見トリッキーな着こなしだが、色数を絞ることでまとまりのある雰囲気を演出。

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